円配列複製

モモ

2007年07月12日 19:43


こにちは!
またもやアップデートされましたね。
日本語も変わったけど未だにビミョーなところが・・・。
「飛行」は「飛ぶ」の方がよかったなぁ。

ところで!
スカートや髪の毛、ブレスレットなどの製作でいちいち手動で複製していて「めんどくさーい」と思ったことありませんか?
思わなかった人はとりあえずおいといて、私はめんどくさーいと思いました。
キレイにできなーいってイライラしました。

ところが、例のサイトを見ていたらですね、あるんですよ。
そういう方法が。

でも英語なので「よくわかんない」って済ませてる人、多いんじゃないかなーって思います。
実際私も「うむむ」とうなるだけで途中からは写真しか追ってなかったり。
でも今回は「めんどくさーい」を避けるためがむばって読みました。

それをなるべく簡略にかつ、さも自分がやったことかのようにして日本語に直して載せたいと思います。
なので原文とは多少違うところがあると思いますが、わかればヨシ!ってことで〜。

↓↓↓↓〜〜以下和訳解説〜〜↓↓↓↓
円形に複製するにはGed Larsenさんが作った「LoopRez Script」というスクリプトを使うことで簡単にできます。

これを使うと面倒だったスカートやネックレスの複製がたった一片を作ることによって簡単に作ることができるすぐれものです。
スクリプトで制御して複製するので、そのスカート(に絞りますね)の一片のプリムは特別であることはなく、今まで同じようにヒラヒラ一枚作ればオッケーです。

英語の原文はGedさんとNataliaさんの出会いについてちょっと書かれてますが省略!w

ただ、この出会いによってGedさんはスクリプトを改良し、フリーで配布するという結果に至りました。
まずは感謝です。
この「LoopRez Script」はWest Sunset (160,50,22))の、正面の壁面にあります。
もちろん無料!(再び感謝)


このスクリプトはほんとにすばらしいので(私はまだほとんど使えてないけど・・)世の中に出るのはちょっと惜しいぐらいなんですが、モノ作りの助けとなり喜びにもなると思い、私も日本語にしてみんなに知らせようと思ったのです。

「LoopRez Script」の概略はこうです。

・LoopRezのもととなるオブジェクトを地面に置く。
・その中に複製したいものとスクリプトを入れる。
・スクリプトの編集画面で数や位置を入力。
・編集を終えてタッチすると、あ〜ら不思議!

以下詳細です。
1 LoopRez Objectについて
LoopRez Scriptを含むパッケージには
・LoopRez V0.6 object,full perms
・編集可能の"LoopRez v0.6" script
が入っています。

お試しで使ってみるとか自分のために使うのならそのままコレをドラッグ&ドロップして使えばいいんですが、作ったものを売る場合にはちょっとした工夫(というほどのものではないんですが)しないといけま千円(たまにはギャグ?も入れ混ぜて←もちろん原文にはありません;)。

ちょっとした工夫というのはルートオブジェクトのことです。
LoopRezを実行するオブジェクトは必然的に完成されるスカートの中心になります(スクリプトがLoopRezオブジェクトを中心に複製されるよう作ってあるのです)。
この中心のオブジェクトをルートオブジェクトにすればアタッチメントするのがとても簡単なのでぜひこのLoopRezオブジェクトをルートオブジェクトに使いたいのですが、ルートオブジェクトの特性というもので問題が発生します。

ルートオブジェクトというものはリンクされたものの作成者の名前が反映されます。
ですから、パッケージに入っている「"LoopRez v0.6 object, full perms"」というものをそのまま使うと、作成者としてはGed氏の名前が登録されてしまいます。
自分だけで使う場合や「そんなの気にしない」という人はいいんですが、やっぱり自分の名前を登録したいですよね。
というわけで、その解決方法が次です。

なんでもいいので1プリムでオブジェクトを生成します(単純なボックスでオッケーです)。

プリム編集の「一般」タブでわかりやすいよう名前をつけます(Nataliaさんは"LoopRez v0.6 object"と名前を付けていますが、単に「Object」のままでも機能します。
私は単なる緑の箱


色やテクスチャは自分の好みでだいじょぶ。
その次に、「内容」タブのコンテンツへ自分のインベントリーから"LoopRez v0.6"スクリプトをドラッグして入れます。
それを「take」なり「コピーをとる」でインベントリーに複製します。
これで、自分だけのLoopRezオブジェクトが完成しました。
今後はこれを使用すればいいのです。

2 複製したいものを投入
それでは、今作った自分用のLoopRezオブジェクトをインベントリーから引っ張りだして地面に置きます。
編集画面の「内容」タブのcontensフォルダーに複製したいものの原型となるオブジェクトもコンテンツフォルだにドラッグします。
ここでは、説明するためにあらかじめ入っている「sample-short」を使います。

ちなみにこの複製したいオブジェクトは1プリムでも複数をリンクしたものでもどっちでも構いません。
家丸ごとリンクさせて円形複製することだってできます(どうなってもしりませんがw)。
それから、複製する前にテクスチャ、フレキシブルパスの設定はやっておきましょう。
じゃないととっても面倒ですよーw

3 スクリプトの編集画面の詳細
ここまできたらほとんど終わってるも同然。
今度は中に入ってるスクリプトをダブルクリックして編集画面にしましょう。
そこで複製する数や位置などの設定を行います。
今はスカートの設定ということなので、今後スカートを作るのなら今回の数値を若干変えるだけでだいじょぶでしょう(もちろんモノによって違いますけどネ)。


編集画面でいじるのは以下の6点です。
「object Name」;
これは複製したいものの原型の名前です。
今回は"sample-short"ですが、もちろん各々でつけた名前をいれます。
まだ試してませんが、contensフォルダーにはオブジェクトを複数入れられるので、同位置で異なるものを複製したい場合はこの名前を変更すれば可能になると思います。

「bunObjects」;
これは複製したい数です。
スカートならだいたい12〜16でいいでしょう(と言ってます)。
とりあえず「numObjects = 12」とします。

「xRadius,yRadius」;
この2つの数字によって、楕円の大きさを決めます。
楕円、というのは結局スカートの大きさということなんですけど、LoopRezオブジェクトからのX方向、Y方向の最大の距離がこの値に反映されます。
ただ、注意したいのが、距離というのはプリム(もしくはリンクされたオブジェクト)の一番端ではなく中心(矢印がでるアレの場所です)ということです。
パスカットを使った場合は特に注意。
予想できるかもしれませんが、二つの数字を同じにすれば正円に配置されます。
スカートの場合は腰の形状に合わせるので通常は楕円になります。
ここでは「xRadius = .16", "yRadius = .22」にします。

「flareAngle」;
Nataliaさんはこの機能がとっても気に入ってるそうですが、これはプリムが外側に対してどれだけ外側を向くかを設定できます。
数値が低ければタイトになりますし、高ければより広がったフレアスカートが作成できます。
とりあえず45度にしてみましょう。
「flareAngle = 45」

「bendCoefficient」;
直訳すれば曲げ係数ですが、今回スカートを作る項目になってるのでこの係数については詳しく触れられていません。
ただ、数値を入れれば「wavy pattern("saddle shape")」と書かれているので馬の鞍の様に波打つ感じで配置されるのではと思ってます。
試してみてくださーい。
なのでここでは「bendCoefficient = 0.0」にします。

「rotOffset」;
元になるオブジェクトを例えどんな向きにしても(例えば裾広がりのスカートだからと言って外方向に向けたとしても)、LoopRezオブジェクト内では「X=0, Y=0, Z=0」リセットされてしまうため、ここで調整します。
大抵のフレキシブルパスのプリムはシリンダーから作られていると思いますが、やった人はわかると思いますが、オブジェクトひっくり返して作っています(効果が上に働くため)。
数値がリセットされるということは、上向きになってしまうので、ここで縦方向に関してひっくり返して意図した通りにしなくてはなりません。
ということなので、180度回転するために
「rotOffset = <0.0, 180.0, 0.0>」
と入力します。
(rotとはrotationのことですね)

「posOfflset」;
これはLoopRezオブジェクトの位置に対してオブジェクトたち(スカート)がどの位置に生成されるかを指定します。
重なると面倒なので、Z方向に(上でも下でも)生成されるようにすればいいでしょう。(XやYをいじってしまうと中心になるLoopRezオブジェクトとセンターがずれてしまうのでオススメしません)。
「posOffset = <0.0, 0.0, 1.0>」
(posはpositionのposだと思います)

以上の数値を変更します。
スクリプトの達人でもない限り他に記述されてる箇所をいじることはやめておきましょう(笑

入力したら保存ボタンを押して保存します。
左隅に「save complete」の文字が出たらスクリプトの編集ウィンドウを閉じましょう。



4 マジックショー
ここまできたら後は編集モードを終えて、LoopRezオブジェクトをクリックするだけです。
するとアーラ不思議!
ぽこぽこ生まれてスカートができますねー。
こりゃすごい。
もし「シーン」となって何も作られないようならおそらく2つの点を見直してみましょう。

1:スクリプトが禁止の場所にいる。
スクリプトが禁止されている場所ではオブジェクト生成禁止や飛行禁止のアイコンが出るところにスクリプト禁止のアイコンが表示されます。
そんな時はスクリプトが使える場所に移動しましょう☆


2:スクリプトがおかしい
これはそのまんまスクリプトの記述がおかしいことが考えられます。
数値の入力で間違っていたり(余計なところを消してたりするかも?)すると動きません。
コンテンツフォルダーに入っているスクリプトをダブルクリックすると下の方にチェックボックスがあるので、そこに「Running」と表示されていればオッケー、いなければスクリプトがおかしいということです。
間違いを探すより、もう一度インベントリーから新しくスクリプトをドラッグする方が確実だと思います。

5 リンクする
スクリプトによって作られたスカートはまだバラバラなのでリンクさせる必要があります。
に加えて、ずーっと最初の方に書いた、位置合わせのためのオブジェクトを真ん中に置き、それをルートオブジェクトにする方がアタッチメントする時にらくになります。

まず、LoopRezオブジェクトを複製します。
複製の方法は左クリックで選択したら(3つの矢印がでる状態になればオッケー)シフトを押しながら上へ移動します。
そうすると、LoopRezオブジェクトが複製されます。
(NataliaさんはLoopRezオブジェクトを複製しているのですが、続けてモノを複製して作らない限りこの必要はないと思います。)
それをスカートの上辺りまで持ってきたらLoopRezオブジェクト(複製された方ですよ)のコンテンツフォルダーに入っているスクリプトやらを消去します(なぜってもういらないからですよw)。
というか、消去しないとタッチするごとにまたスカートが作られちゃいます・・。
そしたらその元LoopRezオブジェクトはルートオブジェクトにするために今の作業をしているのでジャマにならない大きさまで縮小しましょう。
数値入力ではなく直接変形される場合は「両側からのばす」項目をチェックしないとせっかくのセンターがずれてしまうので注意。



そしたらリンクをします。
リンクするオブジェクトの中で、最後に選択されたものがルートオブジェクトになるので、元LoopRezオブジェクト(現・単なるプリム)を最後にシフトを押しながら選択するカタチでスカートを選択します。
一つずつ選ばなくてもクリック押しっぱなしで四角を描くように画面をドラッグすれば選択できまーす。
選択したらリンクをし、パイメニューから「take」を選んでインベントリーに追加します。


6 スカート着用
Nataliaさんはここで「服装」としてのスカートの作り方も載せていますが、ここでは省略しますね。
ただ一つ言っておくと、プリムスカートは服装の「スカート」とプリムのフレア部分を組み合わせて作られている場合はほとんどです。
なぜかというと、座ったときなんかにプリムは体を貫通するのでスカートの中身が見えちゃったりずれたりする場合があるからです。

服装のスカートを着用したら、いま作ったフレア部分を着用してみましょー。
インベントリー内にあるさっき作ったリンクオブジェクトを右クリックをすると(Macでマウスボタンが1つの人はコマンドを押しながらクリック)「attachment」もしくは「添付先」があるはずです。


そこの添付先をpelvis(骨盤)を選びます。(これは絶対にpelvisでなくてはならない必要性はなくstomachとかでもなんでもオッケーです。他に着用したいものだってありますからね)
そうしたら自分へドラッグします。
この時点でいい場所へ着用できることはまれなので微調整は各人の好みで移動させます。



以上でスカートの作り方から着用まで完了です!!
Nataliaさんのページに載っていますが、ロングスカートを作りたければ一片を大きくすればできますし(参考数値も出ています)、ブレスレットなどのアクセサリー、プリムヘアーの土台作り、建築物などの幾何学模様的配置をする時にも色々応用できると思います。

最後にNataliaさんも書かれていますが、今一度LoopRezScriptを作ったGed Larsenさんに感謝しましょう!

とっても長くなりましたが、一度読めばだいたいのことはわかると思います。
実際の作業はもっと簡単です。
Nataliaさんはこれを使ったものつくりの紹介もしていますので見てみるととっても参考になると思います!



注;ブログで半角の<>はタグと認識されてしまうようなので全角にしてあります。
コピーする場合は注意してください
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